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革について

当工房の牛ヌメ革は主にニッピと昭南のヌメ革を作品によって使い分けており ます。
両革とも使い続けるほど色濃くなり艶がでて見事な経年変化を楽しめます。
ニッピのヌメ革は栃木レザーで鞣されており、
やや赤みがかって昭南のヌメ革 に比べると柔らかくしなやかなのが特徴です。
一方、姫路のタンナーである昭南のヌメ革は繊維が詰まってコシがあり硬めなので
かっちりした作品を制作すると きに使用します。
AnotherMountainはこの2種類のヌメ革を手もみ加工やシボ加工、染色等をして作品に表情をつけてます。

ヌメ革とは植物の渋に含まれるタンニンによって鞣した牛の原皮を表面加工せず仕上げた革で、
生前の傷痕やシワがそのまま残されてます。
使い始めは革本来の やや白っぽい色で表面に簡単にキズがつきますが、
使い込むうちに手の脂や日焼け、使用中の摩擦で艶がでて色濃くなり馴染んできます。
またタンニン鞣しはク ロム鞣しと比べて製造過程において有害な廃棄物をあまり出さず、
革自体も土中で自然分解されるため環境にとても優しい素材として見直されています。